思い出をつなぐ①
先月「猫と平屋の家」が無事完成し、お引き渡しまで完了しました。
この住宅は家族構成の変化、今後のライフスタイルを見据えた上で建て替えという方法で進めていきました。
既存住宅は80坪の日本家屋でした。
その中には欄間や式台、框、書院、仏壇などお施主様のお父様がこだわっておられた材料が住宅内にいくつもありました。
そして、それらはお施主様にとっても一緒に時間を過ごしてきた思い入れのあるものでした。
打ち合わせの中で建て替えという方法ですが、既存住宅で使えるところは新築に合わせる形で加工し再利用していこう、ということになりました。
大工さん、お施主様と既存住宅を見ながら使えそうなものを選定し、住宅解体前に取り外し保管しました。
同時に新しい住宅の打ち合わせを進めていき、「この材料はここでつかいましょう。」と一つずつ決めいきました。
大工さんが式台を取り外し、再加工
次回は新しい住宅に取り込まれた思い出の材料を紹介しようと思います。