丸昇建設株式会社 一級建築士事務所

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巾木と廻縁

今回は巾木と廻縁についてです。
普段はあまり聞きなじみのない言葉ですが、家づくりにおいて必ず耳にする言葉だと思います
素敵な家は必ずと言っても良いほど巾木や回り縁がおしゃれです。
素敵な家に住みたい方はぜひ参考にしてください。

 

巾木や廻縁とは?


1:巾木について
巾木は、建築や内装工事において使用される部材の1種です。
一般的に、床と壁の間や異なる床材の接合部分に設置されます。
巾木は、どうしても床や壁の間に隙間ができてしまうので、その隙間を隠す役割を果たします。
また、さまざまな素材の種類が存在するので、隙間を隠す役割と同時に美観を保つ役割も持っているのです。

2:廻縁について
廻縁は、巾木と同じようにさまざまな種類が存在し、美観を保持する役割や隙間を隠す役割を持っています。
しかし、1つだけ異なる点があります。
それは、巾木が床と壁の間に設置するものである一方で、回り縁は壁と天井の間に設置する部材である点です。


巾木も廻縁もどちらも役割は同じなので、設置する場所が異なるだけという認識でかまいません。

 

巾木や廻縁の種類とその特徴

木製の巾木や廻縁

木製の巾木や廻縁には以下のような特徴があります。

1:自然な美しさ

木製の巾木や廻縁は、その素材の持つあたたかみや風合いが特徴です。
木目や色合いが個々に異なるため、自然な美しさが演出されます。

2:耐久性

適切なメンテナンスが行われれば、木製の巾木や廻縁は長持ちします。
木材は比較的頑丈で耐久性があり、日常的な使用にも耐えられます。

3:カスタマイズ性

木製の巾木や廻縁は、サイズや形状を自由にカスタマイズできます。
建物の内装やデザインに合わせて、好みのスタイルに仕上げることも可能です。

 

樹脂製の巾木や廻縁

樹脂製の巾木や廻縁には以下のような特徴があります。

1:耐久性

樹脂は耐久性に優れており、長持ちします。
樹脂製の巾木や廻縁は、耐摩耗性や耐水性があり、汚れや傷に強いため、メンテナンスが簡単です。

2:防湿性

樹脂製の巾木や廻縁は、湿気や水の影響を受けにくい特徴があります。
そのため、湿度の高い場所や水回りの環境でも変形や腐食のリスクが低く、長期間美しさを保つことが可能です。

3:デザインの多様性

樹脂は柔軟な素材であり、多様なデザインやスタイルが可能です。
様々な色や模様、テクスチャーが選べるため、インテリアに合わせた個性的な仕上がりを実現できます。

4:清潔さと衛生性

樹脂は滑りやすく、汚れが付きにくいという特徴もあります。
また、抗菌・防カビ処理が施されている製品もありますので、清潔さと衛生性を確保できます。

これらの特徴から、樹脂製の巾木や回り縁は耐久性やデザインの自由度、メンテナンスの容易さなどを求める人々にとって魅力的な選択肢となっています。

 

 

家をおしゃれにする巾木や廻縁の選び方とは?

 

家をおしゃれにするには、巾木や廻縁選びが非常に重要です。
巾木や廻縁の選び方のポイントを知っておきましょう。

1:床や壁、天井の色と合わせる

巾木や廻縁が家の内観とかけ離れた色をしていては、家にまとまりがなくなり、おしゃれに見えなくなってしまいます。
そのため、できるだけ床や壁、天井の色と同じ色にして統一感を持たせることがおしゃれな家にするためには重要です。
また、同じ色でなくても、同色系ならば統一感は出やすくなるので、同色系でアクセントを入れるのもおすすめです。

2:家のテイストに合わせる

巾木や廻縁は、家のテイストに合ったものを選ぶとよりおしゃれになります。
例えば、ヨーロッパ調の家なら豪華でボリュームのあるものを、シンプルモダン調の家なら、あまり目立たないものを選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

今回は、巾木や廻縁の種類やおしゃれな家にするための選び方について紹介しました。
おしゃれな家にするためには、紹介したような巾木や廻縁の種類をまず知ることが重要です。
しかし、おしゃれは人それぞれの価値観に大きく依存しているため、10人いれば10人のおしゃれがあります。
自分に合った巾木や廻縁を探してみましょう!